旧岩崎邸庭園

歩き建築集

 旧岩崎邸庭園は1896年(明治29年)に岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として造てられました。
2024年初頭には、敷地西側の道路沿いにサービスセンター、券売所が新築され、外観が変わりました。
 現在、庭園内には洋館・和館・撞球室があります。
今回、建築当時の時代背景も取り入れ、ご紹介します。

【外観・庭園写真】

(北側外観 2007年10月頃)設計:ジョサイア・コンドル

(南側外観 2007年10月頃)

(撞球場(ビリヤード場) 2007年10月頃)

(庭園一部 2007年10月頃)

(門扉 2007年10月頃)
2024年にサービスセンターが新築され、入口が別に新設されています。

(庭園へと通じる通路 2007年10月)

(サービスセンター 2024年~新築され、券売所を兼ねています)

【アクセス・交通・園内マップ】

東京メトロ千代田線「湯島」(C13)下車 徒歩3分
東京メトロ銀座線「上野広小路」(G15)下車 徒歩10分
都営地下鉄大江戸線「上野御徒町」(E09)下車 徒歩10分
JR山手線・京浜東北線「御徒町」下車 徒歩15分

駐車場
・駐車場はございません

【ホームページ(公益財団法人東京都公園協会より)】

旧岩崎邸庭園|公園へ行こう!

【背景(学芸出版社『図説 建築の歴史-西洋・日本・近代より)】
 1868年、明治政府が誕生すると、日本では近代化が一気に進みます。工業化と交通の整備にあわせて
様々な建築を建設しなければなりませんでした。そのため政府は多くの外国人技術者を雇い入れ、
それらの課題に対応しました。彼らは「お雇い外国人」と呼ばれました。
 旧岩崎邸の設計者は、ジョサイア・コンドル。
日本の建築界に影響を与え、建築の歴史から構造まで幅広い学識を持ったイギリス人です。
彼の職務工部大学校造家学科(現在の東京大学建築学部)の教師として日本人建築家を養成すること、
そして、工部省営繕局顧問として、日本に本格的な西洋建築を建設することでした。
コンドルの主な設計:
上野博物館・鹿鳴館・有栖川宮邸など主要な官庁建築・宮廷建築

【旧岩崎邸について】
都立9庭園の1つとして、都心の中でも気軽に緑が楽しめる場所です。
四季のなかで庭園内の樹木の変化、虫の声も楽しむことができ、憩いの場所となっています。
庭園内・建物内(洋館、和館)は広すぎず、気軽に観覧することができます。
立地は東京メトロ千代田線をはじめ、上野駅からのアクセスも可能なので、近くへお出かけの際は
ぜひお立ち寄りください。

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