御茶ノ水聖橋~本郷三丁目までの歩き建築

歩き建築集

 先日、夕方に御茶ノ水からの帰り、本郷三丁目までの道のりを歩きました。
晩秋の時期の薄暗い散歩道となりましたが、普段歩き慣れた街並みも違って見えます。
御茶ノ水からぶらりと帰る、歩き建築、行程は約2.4㎞(4,800歩程度)です。
伝統的な建築から気になるお店も眺めながら、なかなかに健康的な時間でした。

【御茶ノ水駅聖橋口~本郷通り~本郷三丁目までのルート】

今回のルートは、御茶ノ水駅聖橋口よりニコライ堂を巡って、御茶ノ水橋口から神田川を渡り、そのまま神田川の北側に沿って進みました。センチュリータワーまで足を運んでから順天堂大学の間を縫って本郷通りへと合流し、本郷三丁目までの散歩となりました。

御茶ノ水駅聖橋交差点付近です。夕方5時ごろの様子です。
薄曇りで若干暗くなり始めましたが、周辺の照明の効果でなかなかきれいな風景でした。

ニコライ堂前の通りの様子。週末で、車通りが多く、にぎやかな様子でした。

東京復活大聖堂(ニコライ堂)の前にやってきました。
都心の中にたたずんでいながら、大聖堂のドームが荘厳にも見えました。
このあたりの人通りは、まばらでした。

設計:ジョサイア・コンドル
施工:清水組(現 清水建設)
(引用元:ウィキペディアより)
(ニコライ堂HP https://nikolaido.org/
(ジョサイアコンドルについては、本ブログでもご紹介しています
 https://archiacross.com/wp-admin/post.php?post=142&action=edit

 ニコライ堂を左手に見ながら進むと、東京メトロ千代田線、新御茶ノ水駅付近に出てきます。この商業施設サンクレール御茶ノ水は駅と直結しており、小規模ながらおしゃれなお店がいくつかみられ、地下のサンクンガーデンには飲食店もあります。

サンクレール御茶ノ水のサンクンガーデンの様子です。
ここから千代田線新御茶ノ水駅へ直結で行けます。ガーデン内には、エクセルシオールカフェ、バーガーキングなどの軽食のほか、飲食店も立ち並び、私も買い物などでも時々利用しています。
上に見える立体トラスが、ダイナミックで建築的に惹かれます。お気に入りの場所の一つです。
晴れた日には、ガーデン内にもテーブルや椅子が並んで、食事ができるようになっています。

 さらに進むと、九州豚骨ラーメン、「博多天神」の店舗が見えます。
以前は御茶ノ水へ来たら博多天神、というほどよく利用していました。
替え玉もでき、チャーシュー麺も1,000円程度で食べられます。
私はチャーシュー麺、味玉子をよく注文しています。替え玉は半分にしてます。
屋台風の店構えがあり、以前は御茶ノ水だけでここともう1店舗ありましたが、
今はここだけのようです。
ここの通りは交通量も少なく、飲食店が多く立ち並んでいます。

 同じ通り沿いに、建築のための画材店「レモン画翠」があります。学生のころ、模型作りのために足しげく通っていました。店内は狭いですが、建築模型用の様々なアイテムがそろいます。
画材店ですので、書画のための道具も揃っています。
1階通り沿いのウィンドウには、学生の建築優秀作品が飾られており、外からも見ることができます。

JR御茶ノ水駅 御茶ノ水橋からの風景です。
右手に東京医科歯科大学(TMDU)、左手に順天堂大学のキャンパスが数棟見られます。
正面に見えるバス停の下あたりに、神田川が流れています。
この付近は、JR総武線御茶ノ水駅のほか、千代田線新御茶ノ水駅、丸ノ内線御茶ノ水駅も最寄りとなっています。

順天堂前交差点まで来ました。左側を神田川が流れています。道なりに行くと、水道橋方面、後楽園のほうへ行けます。この先のセンチュリータワーまで進みます。

センチュリータワー
竣工:1991年
設計:ノーマン・フォスター
施工:大林組

南北に建つ21階と19階のツインタワーを、高さ72メートルのアトリウムで挟んだ
二層でワンフロアの特異な構造です。
現在は、順天堂大学となっています。正面ファサードのブレースが気になっていて、学生時代からよく見に行きました。
今思うと、これだけのブレースがあると、中からの眺めはどうなんだろうと考えるところもあります。。。いずれにしても、建築を志した時期から、一つの象徴的な建物だったなと思っています。

センチュリータワーを少し戻り、本郷通りを歩きました。
途中、気になっているカレー屋があるのですが、まだ行けてません。
これはぜひ、一度行ってみたいと思います。

東京メトロ丸の内線、本郷三丁目駅前に到着しました。今回のゴールです。
看板角を左手に曲がると、すぐ駅があります。

周辺には飲食店もいくつかあります。おかしのまちおか、モスバーガーは、よく利用してます。
この先、本郷通りを進むと東京大学のキャンパスがあるため、学生に人気のラーメン店や中華料理がこの地域には多いです。昔ながらの喫茶店も営業しており、目移りしてしまいます。

 

(写真:2024年8月頃)

本郷三丁目交差点に、「かねやす」というビルがあります。古くは1716年、江戸時代から薬屋が営業していた、兼安横丁という地名があり、店の名前でもあったようです。
「本郷もかねやすまでは江戸の内」という川柳も残っており、著名な場所です。
この川柳の縁については、、ぜひ一度足を運んでみてください。
このビルの1階は長いこと閉鎖していましたが、今年、写真のようなどら焼き店が開店し、にぎわっています。

本郷三丁目交差点より、かねやすビルを臨んだ風景です。写真まっすぐ(赤信号方向)が、今回たどってきた御茶ノ水方面です。右手(青信号方向)は、春日通りを進んで文京区役所(シビックセンター)、後楽園の方面へ出ることができます。
今回の歩き建築は、ここまでとしたいとおもいます。

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