上野公園巡り(後編 上野公園あかりパークライトアップめぐり)

歩き建築集

 上野の山巡り、後編です。夕方から上野の山をぶらりと散歩、博物館、美術館を横目で見つつ、噴水広場へ到着します。
当日は、上野公園噴水広場周辺で「創エネ あかりパーク」が開催されていました。博物館の閉館する夕方5時ごろから、広場周辺のライトアップが見られるイベントでしたので、足を運んでみました。当日は最終日、噴水広場を中心に、多くの人で盛り上がっていました。

【上野公園あかりパーク ライトアップ ルート】

今回は、上野の山の周回ルートになります。
 清水観音堂付近から公園内、西郷隆盛像までを歩き、上野の森美術館(改修中)を通り抜けて噴水広場、東京国立博物館と進む短いルートでした。夕方のあかりパーク最終日ライトアップを楽しんでぶらりと回るお手軽なルート。歩き建築というよりはライトアップ鑑賞を楽しんできました。
イベントの開催は終了しましたが、下記に、あかりパークHPを載せておきました。

(創エネあかりパーク2024 HP http://www.akaripark.com/index.php)

清水観音堂を下から眺めました。
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清水観音堂の歴史
清水観音堂は、寛永8(1631)年に天台宗東叡山寛永寺の開山、慈眼大師天海大僧正(1536~1643)によって建立されました。
天海大僧正は寛永2(1625)年に、二代将軍徳川秀忠公から寄進された上野の山に、平安京と比叡山の関係にならって「東叡山寛永寺」を開きました。これは、比叡山が京都御所の鬼門(艮=東北)を守るという思想をそのまま江戸に導入することを意味し、江戸城の鬼門の守りを意図したのです。そして比叡山や京都の有名寺院になぞらえた堂舎を次々と建立しましたが、清水観音堂は京都の清水寺(きよみずでら)を見立てたお堂です。
(引用:清水観音堂HP https://kiyomizu.kaneiji.jp/about#gsc.tab=0
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上野の森美術館です。
現在は改修中で、本館は、来年2025年2月に再開予定とのことです。

上野の森美術館
竣工:1972年
設計:中山克己建築事務所
施工:鹿島建設
(上野の森美術館HP https://www.ueno-mori.org/

上野の森より、東側にスカイツリーを臨みます。

東京国立博物館まで歩きました。
当日、表慶館で「ハローキティ展」が開催されていました。多くの人が訪れていまして、予想外の混雑のためにミュージアムショップなどで入場制限があったようです。
場外から覗いてみましたが、御覧の混雑ぶりです。当日の企画展示のチケットは、途中からでしょうか、当日券の販売が停止されていてびっくりしました。
表慶館の堅苦しい外観とは不釣り合いなキティちゃんのオブジェクトが、とても斬新でした。
来年2025年初旬までの開催のようですが、平日なら入場可能かもしれないので、ぜひ、私も行ってみたいと思います。

噴水広場付近、あかりパークのライトアップを一気にご紹介です。
 最初の写真は、「美濃和紙あかりアート展(岐阜県)」に出店された作品からの紹介です。美濃和紙あかりアート展から、特に選出されたものが展示されていました。
公園広場と博物館の間にいくつもの行燈が飾られ、夕暮れが進むとともに、広場に優しく映える光を演出していました。
 2枚目と3枚目が、噴水のライトアップです。この演出はとても素晴らしく、私も地元に住んで何回も訪れていますが、ライトアップされた噴水は初めて見られ、感動でした。
当日は、博物館の5時閉館に合わせて帰り際の人々が立ち止まり、また噴水付近も多くの人が取り囲んでいました。
4枚目の写真、並木をライトアップする演出も見られました。自然の木をテラス演出も、日ごろは見られないもので、イルミネーションとは違った雰囲気を楽しめました。

国立科学博物館の建物をライトアップしています。
この演出もこの機会にしか見られないもので、古い建築と光アートの組み合わせが、とてもかっこよかったです。博物館でいままで、こういう演出は見たことがなく斬新でした。
また、広場では、創エネ展示エリアとしていろいろな企業が出店を試みていました。

帰り際の公園内のあかり行燈も、またこの演習を盛り上げます。

帰り際、不忍池辯天堂の様子です。
今回のあかりパーク、ではないですが、ここの夜の雰囲気もなかなか立派です。
このライトアップイベント、ぜひ来年も開催を望んでいるおります。

今回の上野あかりパークめぐり、ご紹介はここまで。

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